シティカブリオレ 進化? メモ
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− サスペンション −



・純正サスカット(?)
GA(角目シティ)の足回りの移植(1998/2)
GA(角目シティ)の足回りの移植再び!(1998/4)
振り出しに戻る (--) (1999/6)
強化サス!(2001/4)


・純正サスカット

後ろは、かなり切ってしまっても問題ないようですが、前はなかなか微妙です。2巻き(上と下から1巻ずつ)なら、遊ばない程度に収まりますが、段差があると底付きしてしまいます。これはかなりボディに負担がかかります。1.75巻だとごくごくたまに、といった感じでした。

ノーマルコイルなら、後ろ1.5巻、前1.6巻位が乗って安心できるぎりぎりではないかと思います。後ろ2巻、前3巻カットという強者もいましたけど。ちなみに、フロントを切った場合は、コイルを天地ひっくり返してセットすると収まりが良かったです。

しばらくは上の仕様でした。これだと、リアフェンダーはタイヤにほんのちょっとかぶっている(ように見える)程度、フロントフェンダーは真横から見て、タイヤのトップとの間が2cm 程度です。




 

・GA(角目シティ)の足回りの移植

ある時オーナーズクラブのミーティングに行くと、肉屋の中島さんのピカピカイエローカブが実に見事な位置にセットしてるではありませんか。さっそく種明かししていただいたところ、GA(角目のCITY)の足回りを移植して、1巻カットした、とのことでした。そこに行き着くまでには8回も組み直したそうです。脱帽。

さっそく解体屋でGAの足回りを手に入れて挑戦!
GAのコイルの方が二回り程巻が大きいですが、ナックルのつく部分の太さやツメの位置は全く同じなので、加工が必要なのはブレーキホースのスティくらいです。加工と言っても、ペンチでつかんでグイって曲げておしまいですけど。

ただ、上部の皿は、ボディー側の台座と合わないといけないので、GAの皿の上に、同じくGAのドーナツ状ベアリングを載せ、その上にFA(カブリオレ)に元々付いていた物を被せて組みました。

中島さんに聞いたのとちょっと様子が違い、1巻カットでは今までと変わらないので、もう半巻カットして組み付け直しました。そしたら、今度はボディと止める部分が遊んでしまってうまくありません。ショックのシャフトのネジが切ってある長さが短いのでした。

12mmのネジ切りなんて持ってないので、一度組んで、上からナットを外して、その上から直接カップを載せて、ワッシャをかまして締め上げました。取りあえず収まったものの、あまりスマートではありません。今度中島さんに会った時に気かなくっちゃ。

これでタイヤのトップとの間が1cm程度になりました。バッチリ決まったぜぃ!でも、走ってみたら、曲がりながらブレーキをかけると擦ってる音がします。(^^;)こんなんでいいんですかねぇ。曲がるときに気を付ければいいや、なんて。7Jだからしょうがない。

※注意! 実は、上のやり方ですぐに、ショックをダメにしてしまいました。

97年9月に改めてきちんと組み直しましたので、移植に挑戦する方は、以下を参考にして下さいませ。




 

・GA(角目シティ)の足回りの移植再び!

GAのショックアブソーバーはFA(AA)に比べてもともと全長が短いため、移植するだけで4〜5cm程度低くなると思います。さらなるローダウンを望む方はお好みでコイルのカットを・・・(^^)

とりあえず、これが装着した状態です。見た目ノーマルですが、一度でもいじったことのある方ならコイルの巻が太いことに気付かれるでしょう。今は全く問題無く非常に乗り心地も良いです。(^^)

さっそく、具体的な内容を紹介しましょう。組んでる最中の写真を撮り忘れてたので、文章だけで説明するのは難しいですが、やってみましょう。現物を用意されていると分かりやすいのですけど・・・

それぞれの構成は、上から・・・(取り外した状態)

FA(AA)カブリオレ(ブルドック)
ナット 薄いタイプです。
上部の皿 ボディ側のショック取付部のラバーマウントの形状にあった形になっています。
ベアリング ロールがむき出しのタイプなので、上下に同じ外径の円盤が付いています。円盤はグリスでベタベタなので、バラしたときはベアリングか上部の皿にくっついているはずです。
コイル上部受け皿 コイルの切り終りの段差を受け止めるように変形しています。
コイル -
ショック用ブーツ 上部の縁が外側に広がり、コイルの段差に合わせて変形しています。ゴムの一体ものです。
ショック -

GA(角目シティ)
ロックナット -
上部の皿 上部は、ボディに固定するための3本のボルトが出ていて、中心部はカラーとゴムブッシュが一体成形されてます。
ベアリング 上部の皿の下側にはまっているドーナツ状のベアリングです。
簡単に外れます。
コイル上部受け皿 コイルの切り終りの段差を受け止めるように変形しています。
コイル -
ショック用ブーツ 上部画は金属、下部はゴムのブーツになっています。
ショック -
 

で、以下が、移植用に組み変えた状態の構成です。
 - 移植用オリジナルセット - 
FA(AA)ナット
FA(AA)上部の皿
GAベアリング
GAコイル上部受け皿
GAコイル
※ワッシャー
GAショック用ブーツ
GAショック

※写真では、ボディーに固定した時に上から被せて止めるためのガイドとナットが一番上に写っています。また、GAベアリングGAコイル上部受け皿にくっついた状態になっています。(上から3番目)

ショック用ブーツをショックのシャフトに被せ、ネジが切ってあるところに到達するまでワッシャを重ねていきます。(僕は市販のワッシャを11枚入れました。)オートバイの車輪の軸受けの部分のカラーなどで適当な長さのものがあればそちらの方が良いかもしれません。

何故そのようなことが必要なのかと言うと、GAの上部の皿にはその高さを埋めるためのカラーがくっついていますが、ボディへの固定方法がFA(AA)と違うため、使用できません。ですので、FA(AA)の上部の皿を使用するには、その部分を埋めなくてはならないからです。

実際、1セット目の失敗は、そこの部分を開けたままにしていたために、段差を通った時の衝撃で、ショック用ブーツの上部や固定部分が簡単に壊れてしまいました。


 

車体への組み付け

ショックの上部の固定には、GAのショックについていたロックナットが調度良いです。ショックの下部は、ノーマルの時と同じように、ナックルのボディ側にある溝にツメを合わせて入れて、固定します。次に、ブレーキホース固定用ステイは角度が違うので、プラスチックハンマーやプライヤーで90度ほど曲げます。

ブレーキホースにはゴムのガイドを挟むようにして固定用プレートが付いているので、これを一度外し、(ゴムのガイドは張り付いているけど剥がれます)向きと位置を調整して取り付け、ステイに固定します。

※タイヤを取り付けて、角度を変えたり上下に動かして、ブレーキホースが当らないかを再三確認することをお進めします。

以上で、移植は完了です。挑戦される方は、途中経過の写真を撮って、送っていただけるとありがたいです。こちらで掲載させて下さい!また、結果報告だけでも結構ですので、ぜひお知らせ下さいませ。(^^)

健闘を祈る!

このままこのページは終わるはずだったんですが・・・

その後、11月に行われた、「シティサイトウェブマスター 浜松 極小ミーティング」に参加したおり、曲がりながらブレーキをかけたりするとフェンダーがタイやの上に乗っかってしまうという現象が何度となく起きてしまいました。低くし過ぎたためでしょうね。(^^;

車高は変えずにこの現象を抑えるには、バネレートを高めるしかないということで、GA用の強化コイルを探しました。条件としては、遊ばないことだけです。あとは、ノーマルより多少落ちてくれるとなお結構ですね。

GAといったらジムカーナなどでかなり人気の高いモデルでしたから、いろいろなメーカーから出ていると思いきや、製造終了のところばかり。やっと見つけたのは2社で、片方は遊んでしまうらしく、最後に残った、CARROSSE というメーカーだけでした。

CARROSSE というメーカーはラリー関連のパーツを出しているところで、そちらの世界では結構有名だとか。今回購入したのは、車検対応ということで、仕様書なんかもしっかりついてました。バネレートは、3.0 kg/mm だそうです。

ということで、上にある「移植用オリジナルセット」の表横の写真は CARROSSE のコイルに組み替える時に撮影したものなので、写っているコイルはそれです。1998年2月後半に入手して、2月末で入れ換えを行いました。

装着して走ってみたところ、思っていたよりもはるかにマイルドな乗り心地でした。ただ、フロントがちょっとだけ上がってしまったので、これはやはり、少し切る必要がありますなぁ。<必要ないっちゅに!

4月19日に行われる予定のミーティングには間に合わせたいです。


で、3月末に再びバラし、コイルの上部と下部それぞれ1/4巻きづつカット! そうしたら今度は上部のお皿の収まりが非常に悪くなってしまいました。上面の平らになっていた部分を切ってしまったので、お皿が 傾いて中心からづれてしまいます。

これには相当困りました。ショックから伸びている軸と、コイルを抑えているドーナツ状のお皿の内側に2cm程の溝があって、ここを円周状に埋められるような丁度良いサイズのカラーがあればいいのですけど・・・

うちを見渡しても、使えそうなものはないので、ばらしたままホームセンターへ向かいました。端からくまなく使えそうなものはないか探したところ、洗濯機の足の下に入れる振動防止用のゴムの足で丁度良さそうなサイズのものを見つけました。

早速購入して合わせてみたところ、ぴったりとドーナツ状のリングの内側に収まりました。ということで、ショックからの軸が通るように中心に穴を空けて組んだところばっちり収まりました。ん〜素晴らしい!

ここは力がかかるところではないので、ゴムでも全く問題ないでしょう。ただ、何年もすると劣化してくるでしょうから、いつかは交換しないといけないでしょうね。丁度、洗濯機の足用ということで、4ケセットだったので、予備が一組残ってるわけです。

車高も満足のいく低さになりました。これで、ツーリングに行ってみて、まだタイヤとフェンダーがぶつかってしまうようであれば、もう一段階上のバネレートのコイルがあるので、再び・・・とりあえず、めでたしめでたし。





 

・振り出しに戻る (--)

しばらく上記のセッティングで乗っていて、実に良い具合でしたが、ついに 16inch のホイールを入れたため、そのままでは走れなくなってしまいました。そこで再度 CARROSSE の、今度はもう一段階硬めのコイルを購入して、カットせずにそのまま使えば、いけるのではないかと思いお店に行ったのですが、なんと製造中止となってしまったそうです。かわりに見つけたのが kg/mm の DRSPORT というやつです。

写真右側が、組んだ状態です。(ブルーでカッコ良い!)購入したものは、カタログによるとバネレートは 3.2 kg/mm ノーマルからのダウン幅は 15mm で、この他に DR21 SUPERSPORT というシリーズもあり、こちらは、バネレート 4.0 kg/mm ノーマルからのダウン幅は 30mm となっていました。どちらも車検対応と書かれていました。

これで組み付けてみたんですが、それでもタイヤとホイールハウスのクリアランスが取れず、最終的には純正のセットで少しコイルをカットするという、はじめの頃の仕様にまた戻ってしましました。フロントを1巻、リアが3/4巻きカットして様子を見ています。(1999/6)(タイヤ&ホイールの項参照)

# 今まで僕は何をやっていたんだろう...





・強化サス!

ターボエンジンに乗せ変え暫く気分良く走っていたんですが、コーナーが不安定で恐いのと、家族フル乗車だとリヤのホイールハウス内のどこかがたまに当たってしまうようだったので、なんとかしないとと思っていたら、雑誌の広告で、AA用の強化サスを発見!なんとマフラーまで!!

「東京タイヤ商会」というお店ので「E、AA用(\15,000)」。前後4本のセットの価格です。紙面にはそれ以上の情報は載っていなかったので、ファックスで質問してみたところ、すぐに返事が返ってきて、バネレートはフロント 3kg、リヤ 4.5kg 、ダウン量は 3 〜 4cm 、送料は \2,500 との事。

週のはじめに代金を振込み注文したところ、木曜日に届いたので、その週末に入れ替えました。今までの状態から更に前後で 2cm くらい落ちました。リヤなんかフェンダーがホイールまであと 2cm くらいというかぶり具合。とってもかっちょ良い!

これで、走って問題なければ言う事無いんですが、翌週家族でミーティングへ参加したところ、やはり何度もホイールハウス内とタイヤが接触する音が... ふんばり具合は良い感じなので、このまま少し上げられれば良さそうです。

フロント リヤ
− フロントサスペンション − − スプリングマウンティングラバー −

フロントは、以前 GA サスとの合わせワザの時に取っておいたパーツからサスペンションの上部の皿を抜き出し、これを重ねる事にしました。重ねた中が少し空いてしまうので、写真のワッシャーを1枚かまして、これで 8mm 上がりました。これに関しては、構造的にも強度も問題無いと思います。

リヤはスプリングマウンティングラバーを重ねようと思っていたのですが、1セット取り寄せてみたら、上部と下部で傾きがついていて、単純に重ねると向きがおかしくなってしまう事が分かりました。ホームセンター等をあちこち回って、結局、写真のようなゴム足を8つずつ取り付けてから所定の位置へはめ込む方法を取りました。ゴム足の高さは 11.5mm なので、荷重がかかった状態を考えると恐らく 10 〜 11mm 程度上がったのではないでしょうか。あまり感心できない方法ですが、より良い方法を思い付くまではこのままにしておくしかないでしょう。

別の車の集まりが箱根であったので、再び家族で参加してきたところ、前回のような恐い思いはせずにすみました。芦ノ湖スカイランを通りましたけど、コーナーも良い感じで走れました。見た目は純正コイルカットの時より下がり、走行時のホイールハウス内とタイヤとの接触問題も回避できたので満足です。

タイヤ外径が標準サイズであれば、この強化サスに交換するだけで丁度良い状態でしょう。




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