金属雑貨★インテリアのメタルマート

トピックス


「立体ロケットくん」製作レポート (6/7)

ロケットくん立体モデル作成レポートの続きです。

← 前回のレポートへ

前回作ったのよりも小さい刻印作りの回を間に挟んで、ついに、型取りと鋳造をお願いしていたところから出来上がってきました。原形と、ゴム型、それから鋳造ロケットくんが 20体。 # 小さい刻印は 備忘録 2002/06/26 をご参照ください。(別ウインドウ表示)

ゴム型は、2つのゴムのブロックの間に原形を挟んで、機械で熱っしながら押し付けると解けて一体となり、冷めてから型を切り開くのだそうです。その行程でだと思いますが、原形ロケットくんは片足が取れてしまっていました。

原形とゴム型

型を開いてみると、蝋のロケットくんが居ました。鋳造する際は、ゴム型で作った蝋の物で石膏型を作り、そこに銀を流し込んで作るのだそうです。石膏型はその都度壊して1回きり。このゴム型さえあれば、何体でも作れるわけです。

ゴム型オープン

ロケットくんの頭に左右から繋がっているのは、蝋が流れ込む通路。この通路の付け方や型の割り方に、その職人の上手下手が出るそうです。それはこのゴム型を作る時だけでなく、その後の石膏型の行程でも同じで、今回、10体しか頼んでいないのに 20体も上がってきたというのが下の2タイプを作ったからのようです。

鋳造上がり

右側の状態できちんとできるわけですから、左の、おなかへの太いラインは不要なわけです。# というかなんで正面につけるかな。 こっちではダメかと思い、作り直したという事でしょう。

仕上げまでの段階

そーれーで、この状態ではまだ未完成なわけで(左)ここから仕上げなくてはいけません。まずは足となるパーツを切り離し、余分な所(銀が流し込まれた所)の形を均します。それからひたすらヤスリで面を整え(中)、仕上げにリューターを使って磨き上げます。(右)最後に足を付けて完成。慣れればここまでの所要時間、約3時間といったところでしょうか。リューターを使うのは最後の10〜20分程度です。

正面     側面

刻印&シリアル No. は仕上げのちょっと前の段階で打刻しておいた方が良さそうですね。

本体を横から見ると、羽のすぐ後ろ、下の方に穴が見えますが、この左右に開いている穴に、足をぶら下げる軸棒を通してあります。体を持ち上げると、足はぶらぶらしています。

背中の穴に丸環を付けて、量産プロトタイプが完成です。
(こういう言い方って、やっぱりガンダムの影響だろうなぁ... ^_^; )

そんなに作るのか、というツッコミは置いておいて、シリアル No. は 001 〜 999 までを考えています。 # 値段と、容器を考えないと... もう暫くお待ちくださいませ。m(..)m
(2002/07/10)

 〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

現在のところ、001、002、003、004、014、018番で、先行予約をいただいております。(値段も決まってないのに... ^_^; )同様の物好きさんがおられましたら、希望のシリアル No. をメールにてご連絡ください。先行予約の方に限り、お好きな番号をお選びいただける事にしました。(2002/08/04)

次へ →


← トピックスへ戻る