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− シフトノブ −



アメリカン・グラフィティをビデオで見たと時に、イエローデュースのシフトノブがピストンだったんです。これはいただきって、バイクのエンジンをバラして、そこから抜き出したピストンに樹脂を流し込んで、できあがり。

初めのうちは、ピストンのコンロッド側のエッジで、よく手を切りました。気が付いたら血が出てるの。(笑)よい子の皆さんは真似しないよーに! 実は MOON EYES で、安全なダミーピストンシフトノブが売ってたのでした。しかもメッキまでかかってるやつが。

同じのが店に売ってるってのが気に入らなくて、もっとオリジナルなものを〜と思い付いたのが、太田胃散の缶シフトノブでした。丁度よい大きさなのです。缶の半分くらいまで樹脂を入れて、その上にはちゃんと胃散を入れて、内蓋して、さじも入れて蓋をして完成!

ミネラルウォーターを持ち歩けば、いつでも太田胃散が飲めるぜ〜!こんな機能的なシフトノブが今までにあっただろうか!と感動していたのですが、これはかなり多くの知人に、賛否両論いろいろ言われました。これ、写真ないんです。撮っておけば良かったな。

太田胃散缶シフトノブは、車検の時に付け替えようと思ったら、堅くて取れない。しょうがなく、でかいプライヤーでつかんで回したら、回りがガリガリになってしまって、短い生涯を終えました。(笑)

次は当然更に機能的なものをと思うのが人の常であります。次に思い付いたのは、シフトノブになにかのスイッチを組み込むことでした。本当は、戦闘機の操縦かん付けて、フロントに電気式の水鉄砲仕込んで・・・、結局はハザード用のプッシュスイッチになりましたけど。

昨今では、ハザードが挨拶に使われるようになったので、最近の車は押しやすい所にありますが、CITYのそれはハンドルの向こう側なので、非常に使いにくく、運転中に触るのは危険です。そこで思い付いたのが、シフトノブにハザード用スイッチを埋め込むことでした。

ノブの部分は、キャスターの足です。(ホームセンターで¥400位だった)ボディと同色に塗装して、穴を開けて、マイクロスイッチを埋め込みました。配線のコネクターは、模型用の電池ボックスに付いてたやつです。(赤い部分)

押してる間だけハザードスイッチがON状態になり、しかも左右独立してないとウインカーの役目を果たさなくなるので、リレーが必要です。家にころがってた(どういう家じゃ)オムロンだかのリレーを使うことにして、これをハンドルコラムに押し込んで配線しました。

これで、道をゆずってもらった時なんかにシフトチェンジしながらでもハザードがたけるってもんです。見た目も機能も大満足の一品となりました。でも、やっぱり太田胃散缶も捨てがたいな・・・




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