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「立体ロケットくん」製作レポート (1/7)

ロケットくん立体モデル作成レポートです。

彫金教室も4回目を迎え、今回はいよいよ?ロケットくんの立体モデルを作ってみる事にしました。最終的には、キャスト(鋳造)でキーホルダーのような感じ(というかそのまま)のものを量産できるようにと考え、その型取り用の原形の作製に取り掛かりました。

フロント サイド サイズ比較

原形は何で作っても良いわけですが、胴体の制作は中空パイプを使った方が簡単そうなので、パイプのある真鍮か銅が候補に上がり、そこにあったパイプでは直径 8mm の銅管が丁度良さそうという事で、銅で作る事にしました。

そのパイプ径に合わせて、あまり厳密な比率では無く雰囲気を大切に、部分部分の大きさを決めそれぞれのパーツを作り初めました。まずは一番簡単そうな胴体から。# これはパイプを切るだけだから書くまでもないか。上下の切断面を平にして、次は羽根の切り出し。小さいからヤスリ掛けが大変。

先端の円錐状のパーツは、自分がその作業をしている間に、先生がおもしろがって、板をまるめて作ってくださいました。自分なら無垢の丸棒を旋盤等で削って作るところですが... # というか、技術を覚えるためにも、それ、自分にさせてくださいよぅ。

一通りパーツが揃ったら、パーツの蝋付けにかかります。胴体と頭の接合は、接合面に小さく切った蝋のチップを挟み重ねて立てて、回りからバーナーであぶり、蝋がシュワッと溶けたところで完了。これは簡単。

次の羽根の接合は、本体を寝かせたところへ、羽根をピンセットでつまみ、位置や角度を合わせながらの蝋付けなので、不慣れなせいか手がプルプル震えるし(アル中ではない、はず)なかなか大変。こればかりは数をこなさないと感覚がつかめないのでしょう。

一通り付けてみたものの、3枚の羽根の位置が微妙にズレてたり(正確な位置に付けるのは結構難しい)して、付け直し。羽根の付け根間の距離をノギスで計って、2箇所が 6.6mm、1箇所が 6.8mm になったので、広い側に顔を付けるという事で、良しとしました。

ここまでやって時間切れ。写真は、蝋付け後希釈塩酸に入れ、ブラッシングしたままの状態ですが、このままでも味があります。(と感じるのは自分だけ?)

次回は、本体の形と面出し、それから顔と、手足を付けるところまでいきたいですね。型取りの際は、手足は別パーツで作って方が良さそうです。(2002/03/27)

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